「歯医者を選ぶ際のポイントとは」
山形県 鶴岡市 医療法人石田おさむ歯科医院
歯科医師・院長 石田 修
https://linktr.ee/ishidaosamu.dc
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ポイント1 医院の理念や方針に共感できるか
ポイント2 予防歯科に取り組んでいるか
ポイント3 受けたい治療を提供しているか/歯科医師の専門分野
ポイント4 どんなスタッフが在籍しているか
ポイント5 滅菌、消毒の運用体制がしっかりしているか
ポイント6 +α
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鶴岡市文園町にある石田おさむ歯科医院 院長の石田です。
さっそくですが、皆さんは何を基準に歯医者を選んでいますか?
それぞれの価値観や生活環境などによって歯医者をGoogleで検索したり、周りに聞いたりしているのではないでしょうか。今回は、予防歯科の視点から虫歯や歯周病などの口腔疾患に「ならない」「させない」歯医者選びのポイントをご紹介したいと思います。
まず、一般的に歯医者を選ぶ基準として真っ先に思い浮かぶのが、利便性ではないでしょうか。仕事のなどの関係で土日診療しているところ、あるいは夜遅い時間まで診療しているところ、家や職場からの距離が近いなど都合の良い歯医者を選んでいませんか。もちろん利便性も一つの要素ではありますが、本当に良い歯医者に通院するための基準は別にあると思います。
結論として、あなた自身が「ずっと通いたい」と思えるかどうかが一番大切だと思います。
院長はじめスタッフの「雰囲気や対応の仕方」、「言葉使い」などから信頼できそうか、治療は「安心」して通えそうか、そして自分の口腔内を「きちんと守ってくれるか」が最大の基準になるのではないでしょうか。とは言え、実際に通ってみないとわからないことはたくさんあります。その為、事前にホームページなどの媒体を活用し、自分の通いたい歯医者のイメージや基準と照らし合わせてみてください。それでは、信頼感や安心感があり、ずっと通いたいと思える歯医者選びのポイントを具体的にご紹介します。
【医院の理念や方針に共感できるか】
まず初めのポイントは、医院の理念や方針です。
どの歯医者でも理念や方針が必ずあります。どんな考えで何を大切にしているのか、共感できるかが最初のポイントになります。あなたの口腔内だけでなく、あなた自身に寄り添ってくれるか、木を見て森を見ずではありませんが全身疾患との関連性をも配慮し、口腔内の環境から生活習慣まで寄り添いサポートしてくれるかなど、あなた自身が共感できる歯医者さんを探してみてください。
【予防歯科に取り組んでいるか】
予防歯科に取り組んでいる医院かどうかは大きなポイントになります。
虫歯や歯周病などの原因を取り除き、再発しない治療、処置をしてくれるかどうかが大切です。もちろん、緊急性のある痛みや症状がある場合は、すぐに症状を取り除く処置をする必要がありますが、根本的な原因を取り除かなければ、再発、悪化する可能性が非常に高くなります。対症療法的な治療の場合には、何度も痛みが繰り返したり、やり直しをするという悪循環になりかねません。予防歯科に取り組んでいる医院であれば、発症予防と再発予防によって最短で最大の結果(良いお口の環境)を手に入れることが可能です。
また、定期メインテナンスが行われ、小さな変化にも気づいてくれる環境かどうかも大きなポイントの一つです。普段のセルフケアでは、落としきれない汚れや自分では気づけない口腔内の変化を専門知識の持った歯科医師、歯科衛生士がチェックすることで再発予防につながります。ぜひ、予防歯科に基準を置いて検討してみてください。
【受けたい治療を提供しているか/歯科医師の専門分野】
実は歯科医師にはそれぞれの専門分野があります。
専門的に絞って治療を提供しているところや、幅広い治療を行なっているなど、それぞれあります。大学や研修施設でどの分野を学んでいるかによっては得意分野が異なってきます。歯医者の看板には標榜できる項目が決まっているため、先生が得意な分野がわかりづらい面があります。そもそも、受けたい治療を提供していない場合があるので、事前に確認しておくポイントになります。先生の得意な治療や処置はなにか、求めている治療をしてくれるのかをHPやSNSなどさまざまな媒体から情報収集してみてください。
【どんなスタッフが在籍しているか】
どのような職制のスタッフが在籍しているかも大きなポイントになります。
専門的な知識や技術、資格を持ったスタッフがいることで、対応力が大きく異なります。
歯科技工士
歯科技工士は技工物(義歯や被せ物)を作ったり、調整・修正したりする専門的な技術の資格を持ったスタッフです。医院によっては院内に技工士が在籍していないため、技工物を外注先の技工所に依頼しているケースが多いです。院内に技工士が在籍していると破損した義歯をその場で修理ができたり、被せ物の製作から微細な修正を行うことができます。患者さん個々のお口にぴったりと合う技工物を作るには、非常に細いかい作業が必要になります。そのため、歯科医師はもちろん、専門的な技術と知識を持った歯科技工士がいることで、より患者さんと密なコミュニケーションを図り、質の高い技工物を製作することができます。また、突発的な不具合や問題にも、院内に歯科技工士がいることですぐに対応が可能であるなどのメリットがあります。義歯や被せ物は生活する上でとても大切な体の一部となるわけですから、歯医者を選ぶ際に歯科技工士が在籍しているかを是非チェックしてみてください。
TC(トリートメントコーディネーター)
TCとは?と思う方が多いのではないでしょうか。TCとは、患者さんの不安やお悩みをお聞きし、それを取り除くための最良な治療のご提案を行うカウンセリングスタッフのことで、患者さんと医院を繋ぎより良い治療や処置を行うためにとても重要な存在になります。特に歯科医師が多忙な医院では、TCの存在がとても重要になります。先生に聞きたいけど聞けない、そんな場合でもTCがどんな悩みや相談にも対応してくれるからです。いわば、相談の窓口になるTCの在籍の有無をチェックしてみてください。不安やお悩みを納得出来るまで相談できるかがポイントになります。
【滅菌、消毒の運用体制がしっかりしているか】
感染症の流行期などは、滅菌や消毒の運用体制は普段以上に大きなポイントになります。
患者さんの口の中に触れる器具は、清潔さを要求されます。そのポイントになるのが、滅菌器の規格です。滅菌器の規格にはクラスN・クラスS・クラスBの3つに分類され、クラスBがもっとも滅菌のクオリティーが高くなります。世界基準のクラスB規格の滅菌器を使用している歯科医院は、感染対策をしっかりと考えていると言えます。その他にも、感染させない、感染しないためにどのような対策を行なっているかも確認してみると良いかもしれません。
【+α】
その他の要素としては、定期メンテナンスをしてくれる歯科衛生士が担当制であるかもポイントになります。
定期メインテナンスの頻度は歯医者により多少違いますし、患者さんそれぞれの奥地の環境によっても変わってきます。定期的な口腔内のチェックをあなた専属の担当歯科衛生士が行うことで、より小さな変化にも気づいてくれるでしょう。口腔内だけでなくあなた自身の人生に寄り添ってくれる歯科衛生士を見つけ、共に歩んでみてはいかがでしょうか。
また、充実した環境や設備が整っているかも事前に確認しておきたいポイントです。最新の設備や機器を使用した治療が可能かどうか。携帯電話のように、歯科医療の性能や安全性も飛躍的に向上し続けいています。より良い治療・処置が可能な環境かどうかもぜひ確認頂きたいポイントになります。
- まとめ
歯医者選びはとても大切です。歯は自己修復機能がないほか、乳歯から永久歯への生え変わりは1度きりで、失った歯は2度と生えてきません。ぜひ、体の一部としてお口の中に対する意識を再確認し、一生通える歯医者と出会って頂ければと思います。そして、より良い豊な生活を送って頂ければ幸いです。
山形県 鶴岡市 医療法人石田おさむ歯科医院
歯科医師・院長 石田 修
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